欧米からやってきた外来種
Introduced trout
- ニジマスRainbow trout (Oncorhynchus mykiss)、ブラウントラウトBrown trout (Salmo trutta)、カワマスBrook trout (Salvelinus fontinalis)、レイクトラウトLake trout (Salvelinus namaycush) の4種が国外から移殖され日本で定着している。
- カワマスとレイクトラウトは限られた水域にしか定着していないが、ニジマスとブラウントラウトは日本各地で自然繁殖しており、とくに北海道では広範囲に定着している。
- 放流された水域では在来生物への影響が顕在化しているほか、放流していない水域にも海を介して分布拡大することが懸念されている(外来魚の問題)。
参考文献 References
鈴木 俊哉. 2004. サケ科魚類のプロファイル-5 ニジマス. さけ・ます資源管理センターニュース, 12: 9–10.
長谷川 功. 2010. サケ科魚類のプロファイル-8 ブラウントラウト. Salmon情報, 4: 27–29.
北野 聡. 2018. サケ科魚類のプロファイル-12 カワマス. Salmon情報, 12: 37–40.
山本 祥一郎. 2019. サケ科魚類のプロファイル-13 レイクトラウト. Salmon情報, 13: 51–53.
Morita, K. 2019. Trout and char of Japan. Pages 487–515 in J. L. Kershner, J. E. Williams, R. E. Gresswell and J. Lobón-Cerviá, eds. Trout and char of the world. American Fisheries Society, Bethesda, MD.