ウナギ界のビッグな存在
オオウナギ
Anguilla marmorata
  • 円筒状の体は太く、体の背側は緑がかった色でまだら模様があり、腹側はうす卵色。
  • 成長すると体長に対して胴まわりが大きくなり、太くずんぐりとした体形になる。
  • ひれの位置をみると、背びれ起部は臀びれ起部よりかなり前方にあり、ひれの長いタイプ(長鰭型)である。
  • ウナギ属のなかでもっとも広く分布する大型の種で、体長2 m近くまで成長する。
  • インド洋から太平洋の熱帯・亜熱帯に生息し、遺伝的に異なる複数の繁殖集団があることが知られている。日本では日本南部の川に生息し、屋久島、奄美諸島、琉球列島の亜熱帯域では、ニホンウナギよりオオウナギが優占している。
  • 成長期のウナギは夜行性で、昼間は岩場や砂泥の中などの暗い場所に潜み、夜間にえさを食べる。肉食性で昆虫、エビ、カニ、魚などを食べる。
  • オオウナギはニホンウナギより流れのある大きな岩の川に生息し、同じ水系でもすみわけしている。
オオウナギの分布図
オオウナギ

オオウナギ

Anguilla marmorata

オオウナギ 一湊川 屋久島
オオウナギ 湊川 屋久島
(昼間は木影などで静かにしている)
オオウナギ 湊川 屋久島
(夜間は餌を探して活発に泳いでいる)

オオウナギ(レプトセファルス) 18.3 mm TL

世界に分布するウナギのなかま

太平洋のウナギ属
広大な海でもっとも
繁栄したウナギたち

太平洋のウナギ属

大西洋のウナギ属
伝説のサルガッソ海が
ふるさと

大西洋のウナギ属

インド洋のウナギ属
インド洋を
またにかけるウナギ

インド洋のウナギ属


日本に分布するウナギのなかま

ニホンウナギ
日本人に愛された
ゆえの絶滅危惧種

ニホンウナギ

オオウナギ
ウナギ界の
ビッグな存在

オオウナギ

バイカラウナギ
短いひれの
南国ウナギ

ニューギニアウナギ

外来ウナギ
ヨーロッパから
もちこまれたウナギ

外来ウナギ